フランス料理の土台は、地方色豊かな郷土料理
美食大国フランスを語るうえで欠かせないのが、地方色豊かなローカル食文化。
2016年以降、フランスは13の地域圏と5つの海外地域圏に再編成されていますが、海や山、肥沃な大地、気候・歴史など、その風土特有の恩恵を受けそれぞれの地域ごとの食文化が根付いていています。
郷土料理の見分け方
どの地方の料理なのか知りたいときには、まず料理名の後半部分に注目してみてください。料理名の後半には地名の形容詞が付随していることが多いので、そこがヒントになり、「〜地方の」「〜風の」と読み解くことができます。
例えば、ブルターニュ地方の料理なら、「La sablée bretonne(ラ・サブレ・ブルトン)=ブルターニュ風サブレ」のようにbreton(男性名詞の場合)/bretonne(女性名詞の場合)の形容詞がついています。
例えば、アルザス地方なら、alsacien / alsacienne、バスク地方はbasquais / basquaise、プロヴァンス地方なら provençal / provençale、ノルマンディー地方はnormand / normande 、北フランスはlillois / lilloise(リール風)やflamand / flamande(フランドル風)など。
例:La potée alsacienne (ラ ポテ アルザシエンヌ)=アルザス風ポテ La potée
特徴ある味付けや使われる食材などが地方名から推定できることも多いので、フランス料理のメニューを見るときは、地名の形容詞にも注目して見るとおもしろいですよ。
おすすめフランス郷土食の本
フランス各地方の味を紹介するコンパクトサイズのハードカバー本、
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それでは、みなさま楽しい週末を
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