12月1日は 映画の日、映画のなかのフランスの味とフランス語料理本

ピスタチオ風味のマドレーヌ。冷やした生地を高めの温度で焼くことで、中心がぷっくりと焼き上がります。

 

12月1日は「映画の日」。明治29年に日本で初めて映画が一般公開されたのを記念して、昭和30年代の始めに映画の日として制定されたのだそうです。
今年はフランス映画祭も12/1〜4に開催されるので、楽しみにしている方もいるのではないでしょうか。

さて、映画の中でも、直接的・間接的に料理や食のシーンが印象に残ったり、味や匂いの記憶がふとした瞬間に記憶の断片を呼び起こすシーンが描かれることがあります。

その中で、映画の中で一種の小道具(装置)的に登場する「フランスの味」をキーワードに映画と絡めて「フランス語のおいしい本屋」の本を選んでみました。

 

映画の中のフランスの味

『モンソーのパン屋の女の子』(1963) La boulangère de Monceau

パリ17区モンソー(Monceau)のパン屋の店員の女性と彼女をナンパしたい青年がサブレを買いにやってくる話。
パン屋で販売されているざっくりした食感のサブレは(= Sablé de boulanger / パン屋のサブレ)などと呼ばれることも多いです。

 

『クスクスの粒のひみつ』(2007) LA GRAINE ET LE MULET

チュニジア系移民の日常にはびこる家族問題を描いた話。
クスクスは、挽き割りのデュラム小麦粒で、それを使った料理もクスクスと呼ばれます。

Couscous

『僕を探しに』(2013) Attira Marcel

シルヴァン・ショメ監督の長編映画で、紅茶とマドレーヌが幼い頃の記憶を呼び戻す重要な装置となって、不思議な世界が展開する話。マドレーヌは、コメルス発祥のフランス菓子です。

la memoire du gout souvenirs et recettes de chefs

『ブルゴーニュで会いましょう』(2015) Premier Crus

ブルゴーニュのワイナリーを舞台に繰り広げられる家族の物語。

Pays, vins et fromages en RHONE-ALPES

『アランデュカス 宮廷のレストラン』(2017) La quete d’Alain Ducasse

フランス料理界の重鎮アラン・デュカスの華やかなレストランの舞台裏を描いた話。

La cuisine de Ducasse par Sophie

 

さて、昨日11月30日は、「フランス語のおいしい本屋」をひっそりと開店した日でした。
不定期で細々更新となりますが、どうぞ気長に見守っていただけると幸いです。

 

une bonne journée à tous

フランス語のおいしい本屋 avec 1œuf

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