3月31日はエッフェル塔の日、落成当時に広まったフランス地方菓子も

©Rumi YOSHIDA / avec1oeuf

3月31日は #エッフェル塔 の日。フランス人技師のギュスターブ・エッフェルがパリ万博のために設計し、18889年のこの日に落成式が行われたことに由来しているのだそうです。
今年は、3月上旬から、ギュスターブ・エッフェルを題材にした映画『エッフェル塔 〜創造者の愛〜』(原題:Eiffel)が上映中ですね。

建設当時は、無骨な鉄の塔が街の景観に合わないなど散々な評価もあったようですが、今ではパリの象徴的な建造物のひとつになり、このパリ万博開催を機に鉄道網が整備された恩恵もありました。
食に話を絞ると、それまで主に地方で食べられていた料理やお菓子などのローカル食が、パリにもたらされたことでブレイクする契機に。

その当時に注目を集めた、フランス地方菓子

当時注目を集めた地方菓子には、アキテーヌ地方ボルドーのカヌレ、南フランスのエクス・アン・プロヴァンスのカリソン、ノルマンディ地方のブルドロ、リムーザン地方のフロニャルドなどの地方菓子があったようです。

お菓子の名前 地方名・都市名 特徴など
Cannele
カヌレ
Beaurdeux
ボルドー
牛乳、バター、卵、砂糖、粉を混ぜた生地を、カヌレ型でオーブン焼きした菓子
Callisson
カリソン
Aix-en-provence
エクス・アン・プロヴァンス
果物コンフィ入りのアーモンド生地にアイシングをかけた菱形の菓子
Bourdelot
ブルドロ
Normandie
ノルマンディ地方
洋梨を丸ごとパイ生地で包み焼きした菓子
Flaugnarde
フロニャルド
Limousine
リムーザン地方
クレープの生地に果物(リンゴ)を加えて耐熱容器で厚焼きしたお菓子

 

リムーザン地方のお菓子では、同様の生地でさくらんぼを焼き込んだクラフティもよく知られています。

 

 

©Rumi YOSHIDA / avec1oeuf

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