【14 Juillet】フランス地方食文化とフランス革命

7月14日は、「14 Juillet」フランス革命記念日。
1789年7月14日はパリのバスティーユ監獄が襲撃された日で、フランスが王政から共和国へと変わる発端になった日でもあります。フランス共和国の建国記念日として祝日に制定されています。

国旗のシンボルカラー「青、白、赤」は、それぞれ「自由・平等・博愛(友愛)」の象徴です。

 

実は関係の深い、フランス革命とフランス料理やレストラン

フランス革命は、財産没収などで没落した富裕層に雇われていた料理人たちには、多くの失業者をもたらした弊害も。職を求める過程で、豊かになった市民層宅に雇われたり、これを契機にレストランや総菜店を独立開業したりしたことで、それまで特権階級のものだったフランス宮廷料理の食文化が、一般にも普及することに繋がった一面もあるようです。

その名残もあってか、パリの主な終発着駅(サンラザール駅、モンパルナス駅、パリ北駅、パリ東駅、オステルリッツ駅、ガール・ド・リヨン駅)周辺には、そこからつながる各地方の郷土料理店や仕出し屋が多く集まっていることがあります。

 

地方の食文化とフランス革命

1789年当時83あった県は、〇〇公の領地のような所有地名で行政区分されていましたが、自然物や地形を冠した地名の96県と4つの海外県に再編成され、より細分化。

その後、時を経て2016年には22あった地域圏régionが、現在の13の地域圏に再編成されています。

フランスの郷土食の本を探す際などは、昔の地域圏名なども参考になりますよ。

フランスの地域圏とフランス語の地方名の形容詞 régions de france 2017
以前エントリーした、フランス語の地名の形容詞のお話の続きです。 以前のエントリー:【入荷*フランス郷土料理本】コレクションにおすすめ♪ アルザシエンヌ、シャンペノワーズ、地名の形容詞 フランス ...

 

– フランス語のおいしい本、14 Juillet セレクト編 –

 

フランス北西部ブルターニュの風景写真集。パリのモンパルナス付近にクレープリー(クレープ専門店)が多く集まっているのは、この駅がフランス北西部方面への列車の終発着駅であること、クレープがブルターニュ地方の郷土食であることと関わりが深くあります。

その土地で作り続けられてきた、フランスの食の文化を支える伝統品spécialitésを紹介した本。食をキーワードにフランス色文化の一端を垣間見ることができる興味深い内容です。

CARNETS de RECETTES LA CUISINE AUVERGNATE

CARNETS de RECETTES LA CUISINE SAVOYARDE

フランス革命記念日にはエッフェル塔の下で毎年盛大な花火が打ち上げられます。
屋内からの花火鑑賞時など、家族で集まる時の料理の参考になりそうな本

それでは、素敵な1日を ♪
Une bonne journée à tous ♪

アヴェッカヌフ avec 1 œuf
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