さて今日から暦も変わって4月、関東以南からの桜満開のニュースを追いかけるように、仙台も桜の開花を迎えました。4月1日はエイプリルフール、フランス語で ”ポワソン・ダブリル Poisson d’Avril” (直訳は「4月の魚」の意味)、エイプリル・フールは4月馬鹿と言ったりも。
フランスのシャルル9世が、1564年に新年の始まりを4月1日から1月1日に改暦した際に、反対派の人々が旧暦新年の4月1日でお祝いをしたのが由来とされる説もあるようです。
フランスの新聞 Le monde
ポワソン・ダブリルの由来
どうして、Poisson d’avril(4月の魚)なの
ポワソン・ダブリルの由来には諸説あるなかで、登場する魚のひとつが鰊(仏語:hareng)。
鰊の説:魚の産卵期になる4月1日以降は禁漁になるため、4月1日に釣果のない釣り人を揶揄って、川に鰊を投げ込み釣らせたことからはじまったとされる説です。
別の説で登場する魚は、鯖(仏語:maquereau)。
鯖の説:鯖はあまり利口ではないため4月になると容易に釣れるようになることから、4月1日に魚を食べさせられた人を「4月の魚」というようになったとされる説です。
フランス流の鯖や鰊の食べ方は?
鯖は3枚開きにしてグリルした Maquereau grilléや、 Maquereau à la moutarde 鯖のマスタード風味、クール・ブイヨンで下ゆでしてマスタードを添えたり、スモーク風味の鯖を他の魚と一緒にシュークルートにして食べたりするようです。
鰊は小さな玉ねぎと酢漬けにしたり、クリームでマリネした hareng à la crèmeなども。
魚料理では、南仏マルセイユのブイヤベース、ブルターニュ地方のコトリアードなども地方色豊かな一皿があります。

Poisson d’avrilといえば?
フランス菓子の中で、エイプリルフールに関連した伝統菓子などは特段見当たらず、パティスリーや惣菜屋で、「Poisson d’avril」の「魚」にちなんで、魚形をしたチョコレート細工や魚の形のパイ菓子、魚の形のパイ包み焼きが販売されていたりすることも。「Poisson d’avril」には、子供たちは、魚の形の紙をこっそり相手の背中に貼って、からかったりする可愛いいたずらをすることもあります。
みなさまどうぞ、背後にはお気をつけて
ポワソン・ダブリルの過去記事はこちら

魚料理のおすすめ本
パティシエのTipsが詰まった読み物満載、お菓子知識を広げたい人にもおすすめ。
異国情緒がたっぷりな、タジンのレシピ集。魚を使ったタジンは、スパイス使いの参考にも。
魚のシュークルートなどアルザス地方の料理レシピ本
四月馬鹿ではないですが、4月初めには、これまでの不義理を詫びる日として過ごす風習もあったと言われています。
少し疎遠になっていた人たちと再び連絡をとってみる良い機会とも言えるかもしれませんね。
それでは、よい1日を
Bonne journée à tous
アヴェッカヌフ avec 1 œuf
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