12月1日は 映画の日、映画のなかのフランスの味 <その2>

ピスタチオ風味のマドレーヌ。冷やした生地を高めの温度で焼くことで、中心がぷっくりと焼き上がります。

 

今年は国内映画の興行収入が22年ぶりに更新されたことでも話題になりましたが、12月1日は「映画の日」。明治29年(1896年)に日本で初めて映画が一般公開されたのを記念して、昭和30年代の始めに、映画の日として制定されたのだそうです。
世界で初めての映画の商業上映は1895年のフランスで、シネマトグラフ の発明者で、”映画の父”といわれるルイとオーギュストのリュミエール兄弟が行い大成功を収めました。

映画の中でも、直接的・間接的に料理や食のシーンが印象に残ったり、味や匂いの記憶が入り口となり記憶の断片を呼び起こすシーンが描かれることがあります。

「食」が一種の小道具(装置)のように登場するフランス映画(2017年以降の作品)をまとめてみました。

 

映画の中のフランスの味

『ポトフ 美食家と料理人』(2023)
La Passion de Dodin Bouffant

19世紀末のフランス、料理への情熱で結ばれた料理人と美食家の物語。皇太子をもてなすために選んだ料理は、シンプルな家庭料理「ポトフ」でした。
ミシュラン三つ星シェフのピエール・ガニェールが料理監修を担当しています。

オフィシャルサイト: https://gaga.ne.jp/pot-au-feu/

 

『パリ・ブレスト ~夢をかなえたスイーツ~』(2023)
A la belle étoile

22歳でGelato World Cup(冷菓世界選手権)チャンピオンに輝き、南仏に店舗を持つパティシエ、ヤジッド・イシェムラエンYazid Ichemrahen の自伝書「Un rêve d’enfant étoilé: Comment la pâtisserie lui a sauvé la vie et l’a éduqué」を元に映画化されたサクセス・ストーリー。
日本語版のタイトルになっている「パリ・ブレスト」はパリとフランス西部のブレストを結ぶ自転車レースに構想されたプラリネクリームを詰めたリング・シューで、フランスの伝統的なお菓子のひとつです。

オフィシャルサイト https://hark3.com/parisbrest/

『秋が来るとき』(2024)
Quand vient l’automne

巨匠フランソワ・オゾン監督の最新作。
パリから自然豊かなブルゴーニュの田舎に移り1人暮らしをする80歳の主人公が、秋の味覚「きのこ」料理を娘と孫に振る舞ったのをきっかけに、過去の出来事が浮き彫りになる。

オフィシャルサイト https://longride.jp/lineup/akikuru

『デリシュ!』(2020)
Délicieux

美食の国フランスで初めてレストランを作った宮廷料理人の人生模様。
フランス革命前夜、「じゃがいも」を使った創作料理が貴族の反感を買い公爵に解雇された主人公が、彼の料理を学びたいと訪ねてきた女性と、のちに庶民も共に食事をする場所「レストラン」を営むことになります。
農学者パルマンティエの尽力でフランスでじゃがいもが普及するのは、これより100年もあとの話で、フランス革命時代には地中作物のじゃがいもやトリュフは病気を誘引すると考えられていたよう。

オフィシャルサイト:https://delicieux.ayapro.ne.jp

『ホーリー・カウ』(2025)
HOLY COW

映画の舞台はコンテチーズの故郷、フランス中東部のジュラ地方。きままに暮らしていた18歳の少年が、チーズ職人だった父の死をきっかけに、生計を立てるため伝統的な製法でコンテチーズづくりに挑む青春劇。
オフィシャルサイト https://alfazbetmovie.com/holycow/

『リュミエール!リュミエール!』(2024)
Lumiere! L’aventure continue

”映画の父”、ルイ&オーギュスト リュミエール兄弟の残した130年前の貴重な映像作品が4Kで蘇る。2017年に公開された『リュミエール!』の続編。

オフィシャルサイト: https://gaga.ne.jp/lumiere2/

 

フランス語の食の本

 

さて、今日から12月に入りましたが、昨日11月30日は、「フランス語のおいしい本屋」をひっそりと開店した日でした。
昨年より横浜から仙台に移るなど変化のあった一年でありましたが、不定期で細々更新を続けています。変わらず気長に見守っていただけると幸いです。

 

une bonne journée

フランス語のおいしい本屋 avec 1œuf

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