【マルディグラ】フランス語料理洋書で楽しむ「フランス食文化のあれこれ」

マルディグラ (Mardi Gras)は、キリスト教の伝統的祝祭のひとつ。移動祝日のため、2022年は3月1日(火)がマルディグラにあたります。

マルディグラ Mardi Grasと、キリスト教の伝統的祝祭

7日間続くカーニバル(謝肉祭)の最終日の火曜日にあたるのが、「マルディグラ(Mardi Gras)」で、マルディグラ(Mardi Gras)は、マルディ(mardi=火曜日)+ グラ(gras=脂)、フランス語で「mardigras 肥沃な火曜日」を意味します。
マルディグラが終わると、翌日水曜日のメルクルディ デ サンドル(mercredi des cendres=灰の水曜日)から復活祭(Pâques)前日(Samedi saint=聖土曜日)までの、カレーム(Carême)といわれる日曜を除いた40日間の節制期間に入ります。

マルディグラの定番フランス菓子といえば、揚げ菓子

40日の節制期間を前に、小麦粉や卵・バターなどの食材を無駄なく消費するため、(昔は栄養をつける意味合いもあったようです)マルディグラには、クレープcrêpeやベニェBeignet など油を使った揚げ菓子を食べることが習慣になったと言われています。

一口大のシュー生地の揚げ菓子、ペ・ド・ノンヌ(pets de nonne)フランス語で、pets=おなら、nonne=尼さん・修道女、「尼さんのおなら」の名前のお菓子です。

マルディグラのカーニバル期間に欠かせないお菓子、Beignet ベニエ/ベニェは、揚げ菓子の総称で、フランス各地に似たお菓子がありますが、地域ごとに呼び名がや製法などが少しづつ異なります。
例えば、リヨンの伝統的なマルディグラの揚げ菓子は、Bugnes lyonnaises ビーニュ、その他の地方では、Merveilles メルヴェイユOreillettes オレイェットなどがよく知られているよう。

揚げ菓子 les Beignets 地方名・都市名 特徴など
les Bugnes ビーニュ Lyon リヨン イースト発酵生地使用
les Merveilles
メルヴェイユ
Beaurdeux ボルドーなどフランス南西部 切れ目の入った菱形や、手綱結びのように成形
les Oreillettes
オレイエット
Provence 南仏プロバンス地方 平たい長方形やひし形に成形
les genses de Carnaval ガンズ Nice 南仏ニース 平たい長方形などに成形
les Pets-de-nonne
ペ・ド・ノンヌ
Pets-de-nonneは「尼さんのおなら」の意味 一口大のシュー生地を油で揚げる

 

マルディグラの揚げ菓子レシピが載っているフランス語雑誌、フランスの特産品の紹介本など、フランス語料理洋書本で「フランス食文化のあれこれ」を、おうち時間に楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

マルディグラのお菓子レシピ掲載のフランス料理雑誌
Cuisine et vins de France FEB-MAR / No.90

 

おやつの時間を楽しむ
À L’HEURE DU GOÛTER

 

ニースが位置するプロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏の郷土料理本
Ma cuisine en Provence Patricia Wells

 

La Cuisine Provençale

 

フランスのスペシャリテ(特産品)を知る、おすすめ本
LES TRESORS GOURMANDS DE LA FRANCE

 

フランス定番菓子の由来や、作り方を紹介した読み物レシピ本

Une bonne journée

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