フランスの郷土料理にも様々ありますが、日本の郷土料理同様、その土地の食材と深く結びついています。
Kig ha farz（読み方はキッカファー、キーカファース、キ・カ・ファースなど）は、フランス北西部のブルターニュ地方の郷土料理で、
ブルターニュ地方の中でも主にフィニステール県に伝わる料理です。
「far（ファー＝粉や粉を練ったものをお粥状に煮もの）」のバリエーションのひとつで、
Kig ha farz gwiniz duは、「Kig（肉）、farz（詰め物）、gwiniz du （そば粉／そばの実）」の意味なので、
お肉や野菜とそば粉を練った生地を一緒に煮込んだ、ブルターニュ風ポトフのようなお料理。
そば粉を使った生地を布袋に入れて、他の具材と一緒に煮込むので、主食とおかずが一度に出来上がる一石二鳥（かな?）の主菜なのです。
かつて、ブルターニュ地方は、小麦よりもそば粉の栽培に適した土地で小麦粉は貴重だったため、郷土料理でもそば粉を使った料理のバリエーションが豊富ですね！
Les Meilleures RECETTESのシリーズ、ブルターニュ（Bretagne）には、Kig ha farz gwiniz duのレシピが載っています。
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