【6月に作りたいフランス菓子】コロンビエ Le colombier, l’un des gâteaux à faire pour la Pentecôte

Pentecôteのお菓子、Colombier。オレンジとレモンのコンフィを加えました。

すでに7月になってしまいました…が、6月に作りたいフランス菓子、今回は la Pentecôte(パントコート/聖霊降臨祭)」の日のお菓子 Le colombier (コロンビエ)です。
Pentecôteは、Pâques(復活祭)から50日後(7週目の日曜日)で、フランスでは、翌月曜日がLundi de Pentecôte(ランディ・ド・パントコート)で祝日になります。移動祝日なので、2019年は6月10日(月)がLundi de Pentecôteでした。
コロンビエは、聖霊降臨祭の時だけ食べられる伝統菓子です。

プロヴァンス地方のPentecôte(聖霊降臨祭)のお菓子 Le colombier コロンビエ

南フランス/プロヴァンス地方を中心に、Pentecôteのお菓子として作られる郷土菓子が、「 Le colombier コロンビエ(Le colombier de la Pentecôte とも) 」。マルセイユが発祥の地と伝えられ、別名Gâteau de la paix (ガトー・ド・ラ・ペ)や Gâteau porte-bonheur(ガトー・ポルト・ボヌール)と呼ばれることもあります。
フルーツのコンフィ(砂糖漬け)で有名な南仏らしく、プロヴァンスの美味しいメロンやオレンジのコンフィをローマジパンのリッチなアーモンド生地に加えて、楕円形に焼き上げたお菓子です。

コロンビエ、どんなお菓子?

ローマジパンに卵とフルーツコンフィを加えたリッチなアーモンド生地を、アーモンドダイスやアーモンドスライスを貼り付けた型に流し込んで焼き上げます。仕上げに表面にアプリコットジャムを塗り、ラムやキルシュ風味のグラス・ロワイヤルを上掛けします。

生地 Pâte d’amande / パート・ダマンド
特徴 フルーツコンフィを加えたアーモンドリッチな生地
季節・行事 La Pentecôte(パントコート/聖霊降臨祭)
Pâques(復活祭)から7週目の日曜日

生地の中には、colomb(コロンブ)という陶器製の鳩を入れて、お菓子を切り分けたときにコロンブが入っていた人は、« Qui la Colombe trouvera, joie et bonheur aura » 幸運が訪れると言われています。
(このあたりのお話は、Galette des roisにも通じるものがありますね〜。)

プロヴァンス地方の料理本を3つご紹介。

さて、数日前までcanicule(酷暑)だったフランスでは、南フランスのモンペリエ近郊のガラルグルモンテュ村(Gallargues-le-Montueux)で観測史上最高温度の45,9°C で記録を更新したそうです!

7月はツール・ド・フランスも開幕、そしてバカンスの季節。

 

Bonne journée à tous !
それでは、皆様よい1日を

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