3月・4月に作りたいフランス菓子で、思い浮かぶのは、「復活祭(仏:Pâques)」にちなんだお菓子です。
Pâques(パック/復活祭/英:イースター)は、春分後の最初の満月の次の日曜日で、移動祝日です。2019年は今週末4月21日が Pâquesになります。
この時期、お菓子屋さんにはうさぎ・魚・鶏・卵などをかたどったチョコレートが軒先を彩りますが、この他にもいろいろな復活祭のお菓子が作られています。
アルザスの復活祭のお菓子 Pascal d’Agneau
復活祭のフランス菓子で、私がよく作るのは、アルザス地方の郷土菓子「Pascal d’Agneau パスカル ダニョー 」、羊の形をしたお菓子です。(別名でAgneau Pscal とも、Lamanaとの呼び方もあります)。
由来などは以前の記事でご紹介しています。
- アルザス地方の料理本-
ニ・ド・パック、どんなお菓子?
Nid de Pâques(ニ・ド・パック)の “ nid ” はフランス語で「巣」意味で、復活祭のシンボル、卵や鶏をイメージさせるよう鳥の巣のように仕上げたお菓子です。
いろいろなアレンジがあるようですが、ジェノワーズ系の生地にクレーム・オ・ブールを合わせて、チョコレート細工を鳥の巣のように飾ったものが多いようです。他には、シュー生地を大きくリング状に焼成して、鳥の巣のようにデコーレーションを加えたり、「巣ごもり」の雰囲気を出せれば、生地やクリームの組み合わせは様々にアレンジが効きそうですね。
生地 | ジェノワーズ系の生地にクレーム・オ・ブールを合わせたものや、シュー生地系まで様々なアレンジあり |
特徴 | 鳥の巣をかたどったお菓子 |
季節・行事 | Pâques (パック/復活祭) 春分後の最初の満月の次の日曜日 |
Christophe Felderさんのニ・ド・パック
アンリシャルパンティエのテクニカルアドバイザーを務めていた、パティシエのクリストフ・ フェルデール氏のnid de Pâquesのレシピです。
Le nid de Pâques de Christophe Felder
クリストフ氏はフランスでレシピ本を多数出されていて、
工程がわかりやすい本も多いです。
おすすめレシピ本は、こちら
さて、初夏の5月にはどんなフランス菓子が食べたくなるのでしょうか。
Bonne journée à tous !
それでは、皆様よい1日を
アヴェッカヌフ avec 1 œuf
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