春分後の最初の満月の次の日曜日はキリスト教の移動祝日の「復活祭(仏:Pâque パック/英:easter )」、2025年は今週末4月20日です。
この時期のフランス菓子といえば、お菓子屋さんの軒先を彩るうさぎ・魚・鶏・卵などをかたどったチョコレート細工を筆頭に、復活祭にちなみ春の訪れを祝うお菓子がいろいろ見つかります。
フランス アルザス地方の復活祭のお菓子 パスカル・ダニョー l’un des gâteux de Pâques alsacien Pascal d’Agneau
フランス北東部 グラン・テスト地域圏 アルザス地方の復活祭のお菓子が「Pascal d’Agneau パスカル ダニョー 」、羊の形をしたお菓子です。(Agneau Pascal 、Lamanaなどの別名もさまざまあり)。

フランス北東部 グランテスト地域圏 アルザス地方の復活祭の祝い菓子。陶器や金属製の型に生地を入れて焼成、こな砂糖を振って仕上げます
イースターやアニョー・パスカルの由来


ニ・ド・パック、どんなお菓子?
Nid de Pâques(ニ・ド・パック)の “ nid ” はフランス語で「巣」の意味で、復活祭のシンボル、卵や鶏をイメージさせるよう鳥の巣のように仕上げたお菓子です。
ジェノワーズ系の生地にクレーム・オ・ブールを合わせて、細い紐状のチョコレート細工を輪にし鳥の巣のように飾りつけたり、シュー生地を大きくリング状に焼成して、鳥の巣のようなデコーレーションに仕上げたりと、「巣ごもり」の雰囲気を出すものが多いよう。生地やクリームの組み合わせで様々なアレンジの幅が広がりそうですね。
生地 | ジェノワーズ系の生地にクレーム・オ・ブールを合わせたものや、シュー生地系まで様々なアレンジあり |
特徴 | 鳥の巣をかたどったお菓子 |
季節・行事 | Pâques (パック/復活祭) 春分後の最初の満月の次の日曜日 |
<レシピ> Christophe Felderさんのニ・ド・パック
アンリシャルパンティエのテクニカルアドバイザーを務めていた、クリストフ・ フェルデール氏のnid de Pâquesのレシピです。
Le nid de Pâques de Christophe Felder



アルザス地方の料理本
<レシピ> メレンゲカップの小さな巣篭もりデザート
メレンゲカップの小さな巣篭もりデザートのレシピ

Bonne journée à tous
それでは、皆様よい1日を
アヴェッカヌフ avec 1 œuf
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