2月28日は、「ビスケットの日」。
「ビスケット」の語源はラテン語の「2度焼かれたもの」=ビス コクトゥス(bis coctus)」の意味なのだそう。
ビスケットは、小麦粉を主体とした生地を練りあわせて焼いたものが定義となっていて、サブレもビスケットに含まれます。ビスケットの基本材料は、粉・砂糖・卵・油脂分で、クッキーやサブレも同じ材料でつくられますが、油脂含有量が40%以下のものがビスケットと呼ばれているようです。

マリービスケットに似ている、ポルトガルのビスケット、カルトロ・ポストマリア。奥には試しに作ってみた仙台の郷土菓子「マコロン」に似たピーナツ粉100%のクッキー
フランス語でビスケットはなんて言うの
フランス語で、ビスケットは「ビスキュイ Biscuit」。「Bis (ビス)」がラテン語の数字「2」を表し、「cuit(キュイ)」はフランス語の動詞で「焼く」、すなわち「2度焼きした」に由来する言葉です。
日本でビスケットがつくられていた最古の記録は江戸時代後期の1855年の書簡といわれており、1855年は、フランス/パリで万国博覧会が開催された年でもあります。
フランスで有名なビスケットといえば、サヴィニャックのポスターにも登場するフランス西部ペイ・ド・ラ・ロワール地方ナントのLU Petit beurreなどがありますが、今回はバター・油不使用の「ビスキュイ・ローズ Biscuits Roses」の全卵/共立て方でつくるレシピを掲載します。
ビスキュイ・ローズは、地名にちなんでビスキュイ・ド・ランス Biscuits de Reimsとも呼ばれます。
フランス北東部グラン・テストGrand Est地域圏に位置する都市ランスReimsは、シャンパーニュの生産地やランスの大聖堂などで知られています。
【レシピ】ビスキュイ・ローズ Biscuits Roses
レシピはフランス語も併記、フランス語レシピの練習などに活用ください。🇫🇷✏️

ピンク色のビスキュイ・ローズ。 サクッと軽い歯ごたえのお菓子です。
Biscuits Roses 材料(25〜30本)
ビスキュイ生地
2 œufs (environ 100g) / 卵 … 2個(約100g)
125g de farine / 小麦粉 … 125g (準強力粉がおすすめ)
100g de sucre semoule / グラニュー糖 … 100g
Colorant rouge / 着色料(赤) … 適量
デコレーション用
Q.S* sucre semoule / グラニュー糖 … 適量
(*QSは、quantité suffisanteの略、「適量」の意味です)
レシピと作り方は、下記サイトに掲載しています。
ビスキュイ・ローズ (Biscuits Roses)by avec1oeuf
http://recipe.cotta.jp/recipe.php?recipeid=00010799
【レシピ】 昭和レトロ 粉多めの昔風クッキー
ビスケットは、油脂分が少なめで粉の比率が多めの生地。油脂分40%以下で、ビスケットの要件は満たしている?と思うお菓子です。
(以前レシピブログにアップしたレシピの転載です。)
材料
50g de beurre en pomade /バター(ポマード状)…50g
125g de sucre semoule /グラニュー糖…125g
1 œuf/卵・・・1個
180g de farine /★小麦粉 (準強力粉がおすすめ)…180g
1/2 cuillère à café de levure chimique /★ベーキングパウダー…小さじ1/2
1/4 cuillère à café de cannelle /★シナモンパウダー・・・小さじ1/4
Q.S. vanille liquide /好みでバニラエッセンス・・・少々
lait pour dorée /牛乳(艶出し用)・・・適量
ポワトー・シャラント地方の郷土料理本
良質なバターの産地としても知られるポワトー・シャラント地方。地方菓子では、ブロワイエという平たく焼いた大きなビスケットのようなサブレも知られています。
そうなる前に、最終的には投稿していたレシピをブログページに少しづづ移していこうかなどと考えを巡らせています。
Bonnes journée à tous
アヴェッカヌフ avec 1 œuf
—————————————————————-
Graphic design・Editorial design・Package design・DTP
https://avec1oeuf.net
フランス語のおいしい本屋 オンラインショップ
French cookbook online shop
https://shop.avec1oeuf.net