2024パリオリンピックに続き、現地時間の28日から9月8日まで開催されていたパラリンピックが閉幕してから約2週間。
パリでパラリンピックが開催されたのは初めてなのだそうで、凱旋門、シャンゼリゼ通り、コンコルド広場などパリ市内の観光名所を背景にパレードが繰り広げられていたのが印象的でした。
話は変わって、大食いの女性がパリ市内で現地グルメを楽しんでいる番組内で、フランスグルメとして登場していたのが「アリゴ」とパリ市内の常設マルシェのイートインでの「クスクス」「タジン」。
マルシェ以外でも、現地スーパーなどで、お惣菜いや冷凍食品でも見かけることのあるお料理ですが、渡仏した際に現地で立ち寄ったマルシェを思い出して少し懐かしい気分になりました。
パリの常設マルシェのこと
路上で週に2回など定期的に開かれる屋外のマルシェに対して、屋内の常設市場はフランス語で(marché couvert)。パリ市内には常設マルシェが6つあり、番組に登場したのは、3区にあるマルシェ・ザンファン・ルージュ。和食やイタリアン、クスクス・タジンなどのモロッコ料理のスタンドもある場所です。
パリ市内の常設マルシェ
Le Marché couvert des Enfants Rouges. 3区
Le Marché d’Aligre – Beauvau. 12区
La Halle Secrétan. 19区
Le Marché Saint-Germain. 6区
Le Marché Saint-Quentin. 10区
Le Marché des Batignolles. 17区
「クスクス」や「タジン」、どんな料理なの?
「タジン Tajines」や「クスクス Couscous」は、チュニジア、アルジェリア、モロッコなど北アフリカ諸国に馴染みの深い料理。その違いは、タジンは鶏肉や羊肉、魚、野菜などの食材をさまざまな香辛料と一緒にとんがり帽みたいな形の鍋で蒸し煮にした料理で、クスクスは、本来は挽き割り小麦の粒パスタのことですが、タジンにクスクスを添えた一品料理を「クスクス」と呼ぶこともあります。
Tajin
Délices du Maghreb Tajines
のびるマッシュポテト、アリゴ
「アリゴ」は、フランス中央山岳部のオーベルニュ地方の郷土料理で、つぶしたじゃがいものピュレに、トムフレッシュチーズを練りこんでニンニクで風味をつけたマッシュポテトのような料理。グリルソーセージやステーキなど、焼いたお肉と一皿にして提供されます。
チーズが練りこまれているため、生地に伸縮性があり、なめらかにのびる食感が特徴。
山岳地域のオーベルニュ地方は、A.O.P認定フロマージュが5つあり、チーズ街道として、さまざまなフロマージュの製造工程が一般公開されています。
オーベルニュ料理のレシピ本
CARNETS de RECETTES LA CUISINE AUVERGNATEカルネ・ド・ルセット オーベルニュ地方の料理
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