トゥーサン(諸聖人の日)の伝統的なお菓子、二フレット/ Les Niflettes, pâtisseries traditionnelles de la Toussaint

11月1日は、カトリックの祝日で諸聖人の日(万聖節)。
La Toussaint, c’est la (fête de) tous (les) saints.

フランス語では“La Toussaint(トゥーサン)”、「Tous(すべて) + saint(聖人) 」の意味なので、なかなかストレートな言い回し方ですね。

La Toussaint の伝統的なお菓子が「Niflette( ニフレット)」で、
ユネスコ世界遺産登録の中世市場都市Provins(プロヴァン)のスペシャリテ、“La Niflette de Provins”(プロヴァンのニフレット)。
円形のフィユタージュ生地にfleur d’oranger(フルールドランジェ)で風味づけしたクレーム・パティシエールを詰めて焼いたシンプルなお菓子です。

*今回は、58mm菊型で抜いた生地1枚に、硬めに炊いたクレーム・パティシエールを絞って焼きましたが、リング状にくり抜いた生地を上に重ねて、中央のくぼみにクリームを絞る作り方もあるようです。
(ちなみに、フランスのTV番組「Les carnets de Julie」のプロヴァンの回では、生地1枚の上にクリームを絞るニフレットの作り方を紹介していました。)

 

二フレットの名前の由来などは、以前のエントリー記事で紹介しています。

La Niflette de Provins pour la Toussaint トゥーサンとプロヴァンのニフレット
11月1日は、カトリックの祝日で諸聖人の日(万聖節)で、聖人や殉教者讃える日。 フランス語では“La Toussaint”、お墓に菊の花を供えに行く人も多いようです。 La Toussaint の伝 ...

 

焼きあがった二フレットは、好みで粉糖をふりかけてデコレーション。
(かけなくても十分おいしいです。)

 

素朴な仕上がりのお菓子ですが、パリッとした生地と、
フルール・ド・ランジュの風味が爽やかで、ひとつ、またひとつと後引く美味しさです。

 

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une bonne journée à tous !
それでは、みなさま素敵な1日を
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